FXでの有効な負け方

 


 FX取引に参加する多くの人たちが、自身の資産の運用とこれを増やすことを目的にしていると思われますが、これを達成するためには何が必要になるでしょうか。

FX取引に限らず、投資取引にはリスクとリターンという考え方があり、リスクが低いものはリターンも小さく、逆にリスクが高いものについてはリターンも大きくなる、という傾向があります。
つまり、利益を得るためには常に損失を被る可能性を考慮しておくことが必要であり、これらは表裏一体であるのです。

こうしたことから、投資取引で大切なことは、このリスクとリターンをどうコントロールしていくか、という事になり、とくにFX取引においては、外国為替市場の為替相場のレートの変動を利用して投資を行っていることから、利益をコントロールすることは不可能となっています。

では、投資家たちが自らでコントロールできる部分はどこであるか、という事を考えた場合、それが「負け方」という事になるのです。

投資では、利益を大きくし損失を小さくする「利大損小」という考え方をします。例えば利益がどんなに大きくても、それを上回る損失を抱えてしまえば相殺されて損失を被ることになます。

また、どんなに利益が小さくてもそれよりもさらに小さな損失で抑えることできるのであれば、それは利益を掴めることになるわけです。

FX取引では、まず新規の売買注文を立てて通貨を保持し、この保持した通貨に為替レートの変動による評価損益の発生を待ち、発生した評価損益に対して決済の売買注文を入れることが一連の取引きになり、この通貨を保持している状態で、利益や損失を得ていく事になります。

FXは先も述べた通り、為替相場の予測が難しい投資取引の一つと言えます。

為替レートの変動を司る外国為替市場は、様々な国に点在する為替市場がインターネットなどを通じて連携を持ち合いながら存在をしている、いわゆる仮想市場であるため、平日であれば24時間市場が開いて取引きが行われ、またここ参加する世界中の通貨のそれぞれの価値の変化が、為替レートの変動を起こしているのです。

これを完全に予測することは、ほぼ不可能であり、また、一投資家が自らの手で為替レートを故意的に変動させることなどは当然行えず、利益を確保するためには、レートの変動を見続けるほかに手はないことになります。

しかし、損失の確定については、投資家がいつのタイミングで決断をし、決済の注文を入れるかによって、その大きさを変えることが可能なのです。

もちろん、これには冷静な判断力と強い決断力を求められます。
例えば、利益が見込めると予測した為替相場で新規注文を建てたのに、予測と全く逆の方法にレートが動射って言った場合などには、自分の立てた予測では相場は好転するはずだからもっと待ってみよう、といった感情に捕らわれ、目の前で投資した資金がマイナスになっていても我慢をしてしまう事がほとんどだと思います。

しかし、ここで利益の見込みを捨てて自ら小さな損失を取り込み、すぐに戦略を立て直して、次の投資に乗り換えることができれば、より可能性を広げることが可能になります。

また、先の取引きが思惑通りに進み、無事に利益を獲得することができた場合、また次に同じような相場予測が立った場合には、前回は成功したから今回も成功するだろう、だから資金をもっとつぎ込んでさらに大きな利益を手に入れよう、という考えが浮かぶ心理状態になると思いますが、為替相場のレート変動は似たような動きをすることはあっても、同じ動きをすることは絶対にありません。

当然、投資する資金が大きくなれば利益も大きく取ることができますが、その損失のその分大きくなります。
ここで冷静な判断力と強い決断力をもって、おごらない資産投資を行わなくてはせっかく得た利益を、大きな損失で相殺してしまう事にもなりかねません。

資産を運用するために必要なことは、トータルの取引きにおいて利益を上げて資産を増やすことになり、一回ごとの取引きで利益を掴むこと、ではありません。

長期的に投資を繰り返して行い、損失をなるべく抑える取引きを心がけて資産を長く使い、利益を大きくつかむ機会に恵まれた場合には、これを的確に取り込んでいくように、FX取引で勝つためには、負け方を考えることが必要になるのです。

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